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ネコラム2010年11月3日

シフター三昧

今回ご紹介するシフターは2機種。

まず一つ目は、イタリア スターレーン社の”パワーシフト”。

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これは、シフトレバーのボルトにセンサーを共締めすることで、シフトレバーを踏んだときの荷重を感知するもの。  ドゥカティやMVアグスタなど、シフトロッドのないシフトレバーのタイプなどに簡単に装着できるし、その他のほとんどどんな車種にも取り付けることが出来るスグレモノ!

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さらに、コントロールユニット側でシフター作動荷重レベルを10段階で設定でき、点火カットまたは燃料カットの時間も30msecから150msecまで10ms単位で調整できるから、車両やライダーのシフトフィーリングにピッタリの調整が出来てしまう。 そして、ユニット本体のシフト荷重モードの切替で、ストリートシフト(正チェンジ)、レーサーシフト(逆チェンジ)のどちらにでも対応可能。

これまで、良いシフターにめぐり合えず、「シフターなんて・・・」と思ってあきらめておられたライダーの皆様、そしてショップの皆様、だまされたと思って是非試してみていただきたい。  ただし、ユーザーのフィーリングにマッチする荷重とタイミングの設定には多少の時間は必要です。  ちなみにこちらのアグスタの場合は数回設定替えと実走を繰り返し、約1時間程度で”いい感じ”になりました。

取り付けなどの話は、↓こちらのフクダテクニカさんのブログに詳しく紹介されていますので要必見!

http://blog.goo-net.com/fukuda-tec/archive/261

続いて、二つ目のシフターは”NEMESIS”のリバースシフトレバー。

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こちらは、ドゥカティのスーパーバイク系用で、なお且つ、レーサーシフト(踏み込んでシフトアップ)限定ですが、これまで、これ系の車両に合うシフターレバーはお値段の高いドゥカティコルセ部品しかなかったので、そういった意味では汎用ECUとの組み合わせという前提はありますがシフターを付けたいユーザーには朗報です。

ユニット本体にシフタースイッチがONになる荷重の調整が出来るねじが付いていますし、シフター機能のある汎用のECU(M197やNEMESIS)のシフトディレイタイムと合わせてセッティングすれば確実に最適なカットタイミングを設定することが可能です。

実際今回は1098Sへの取付でしたが、M197との組み合わせでは出荷時のスイッチON荷重のままでECU本体での点火カット時間の調整のみでOKでした。

また削りのレバー本体はかなり高級感もあり、取り付けも簡単な上、レバーのポジションの調整もいろいろ出来ます。

接続はM197でもNEMESISでもマテシス(ドゥカティ診断装置)のコネクタにつなぐだけ。

↓こちらに、詳しい取付の解説や画像が紹介されています。

http://blog.goo-net.com/fukuda-tec/archive/262

シフターは”あれ便”(あれば便利)と思われている方も多いと思いますが、一度使ったら 「もうシフターなしでは走れない」 という話は、シフターを使っているライダーの方々からはよく聞きます。

一方で、フィーリングの良いシフターにはなかなかめぐり合えないという話もよく聞きます。

シフターは部品をつけるだけで完了するものではなく、車両やライダーに合わせた”セッティング”が必要な機能です。

今回ご紹介した2点は、セッティングをちゃんとすれば必ずユーザーの期待にこたえてくれる部品だと、自信を持ってオススメします。

ネコラム2010年10月25日

アグスタ三昧

今回のコラムもまた仙台のフクダテクニカさんでのお話。

なんだかいつもレイクラフトは仙台に行っていると思われてしまうかもしれないが、実はここのところずっと全日本ロードレース選手権のレースや事前テストが続いていて、今回も鈴鹿での事前テストからとんぼ返りで仙台に来た次第。

このところ、フクダテクニカさんで”電気もの”のカスタムが増えているのも事実ですが・・・

F4 1078

というわけで今日の1台目はMVアグスタ・F4 1078です!

これまでノーマルのECUだったそうですが、ノーマルだと8000rpmあたりでリミッターが効いてしまうので、アグスタの醍醐味であるその先の回転域を是非味わってみたいというオーナー様のご希望で、今回マイクロテックのプラグインECU M191、通称”青箱”を取り付けることになった。

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フクダテクニカさんでは、以前こちらのコラムでも紹介した通り、過去にもF4にM191を取り付けていただいた実績もあり、勝手も分かっているので取付からエンジン始動まではまさにあっという間。

次にシャシーローラーに載せて本格的にセッティング開始。

M191に付属しているベースマップをもとに、主に点火時期を調整。13000rpm近辺までスムーズに吹け上がるようになった。

ノーマルエギゾースト

この車両、エグゾーストはノーマルなのに結構馬力出てます。 もしモトコルセのフルエキなど付けたりしたらどうなってしまうんでしょうか~! 興味をそそられます。

さて、アグスタ三昧の2台目は、以前こちらのコラムで紹介したF4 1000R 312。

シフター

今回はシフターを取り付けます。シフターについての詳しい話しは次に掲載予定の”シフター三昧”でご紹介しますのでお楽しみに。

いやーそれにしてもアグスタってホントに「深い」。見れば見るほど美しい。

「美人は三日で飽きる」などと言われますがアグスタは3日見たら離れられなくなるかも。やはり”至宝”と呼ばれるだけのことはあります。

今回アグスタと過ごした短い時間ですっかり魅了されてしまいました。

ネコラム2010年10月3日

新旧融合!?

昨日に引き続きカワサキGPZ250Rのはなし。

台上のGPZ250R

早速台上に載せてスタンバイ。

パワーチェックを待つハトサブレ

まずは昨年からのベースマップを入れてパワーチェック。

ところが、あれ? この時点で目標値をほぼクリア。

 あれ?いけてる?

ちょっと拍子抜けしてしまった。

燃料バッチリ合ってるし・・・

あっさりいきましたね。 

 

こんなにあっさり終わってしまって良いのだろうか???

爪を研ぐどころか、爪やすりを探している間に終了。

 

結果は? なんと ムフフのかなりいけてる値。

実は新型のNinja250Rよりハトサブレのほうが・・・いやいや、台上のデータはあくまでデータ。

実走してみないと本当の実力の程は分かりませんから。

とは言いつつ、内心ほくそえむフクダテクニカとレイクラフト。

ハトサブレの華麗な走りをご覧になりたい方は、是非10月10日(日)スポーツランド菅生でのサウンドフェスティバルにお越しあれ。

 

ネコラム2010年10月2日

新旧対決!?

今日も仙台のフクダテクニカさんにお邪魔している。

フクダテクニカ

今回はカワサキGPZ250Rの話題。

フクダテクニカさんのGPZ250Rといえば昨年のもて耐で、ライダー3人全員がリッターあたり20Kmという驚異的な燃費をたたき出し、1タンクあたりの周回数で他の追従を許さず、このまま行ったら優勝かと思われたところで、チェッカーを待たずにエンジントラブルでリタイアとなってしまった伝説(?)のマシンである。

ベース車両は通称”ハトサブレ”と呼ばれる25年前のカワサキGPZ250Rを、何とインジェクション化してしまったという超珍獣で、ちょっと錆も見えるフレームに何ともいえないレトロ感を漂わせつつ実は”走るとスゴイんです”というまさに羊の皮をかぶった猛禽類のハトなのだ。

で、今回はどんな楽しいことをするかというと、耐久ではなくスプリント仕様に。 昨年耐久の時にはマイクロテック社のM180という汎用ECUを搭載していたが、今年同社からカワサキNinja250R用のプラグインECUが発売となったので、このハトサブレにそのECUを搭載し、バリバリのスプリント仕様にしようというプラン。

M232_KWを搭載

黒いフレームの車体にライムグリーンのECUユニットが妙にマッチして美しい。

ハーネスはノーマルだが昨年M180用にECUのコネクタ部分を改造していたため、きょうはまずその部分の手直しから。 M180からM232_KWのピン配置にケーブルを1本1本確認しながらつなぎ替え。 あとは、車両にハーネスを戻していざ火入れ!

いつもながら全く不安無くエンジン始動。

暖機するフクダさん

歴史を感じさせる車両に最新のECUのコラボ。 こういう楽しいことが出来るのがカスタムの魅力ですね。 たまりません。 フクダテクニカさんの柔軟でチャレンジングなカスタムのアイディアに脱帽です。

今日の作業はここまで。 明日燃料のセットアップをしてどこまで爪を研ぐことが出来るか乞うご期待!!!

ネコラム2010年9月29日

”あっ!青木” M232_KW初体験

青木編集長M232_KW体験

時間が前後してしまうが、8月上旬のツインリンクもてぎでライディングスポーツ誌の青木編集長にマイクロテック社のM232_KWを体験していただく機会に恵まれた。

M232_KWは以前こちらのコラムでもご紹介したカワサキNinja250R専用のプラグインECUだ。

セッティング中

ご存知の方も多いと思うが青木編集長はもて耐にNinja250Rで参戦されており、今回のこの走行はそのもて耐の直前ということで、特に燃費の改善にスポットを当てたECUセッティングを体験していただいた。

この走行のときに取り付けたデバイスは、ECUがマイクロテックのM232_KW、ラムダアンプは同じくマイクロテックのM163、データロガーは2Dのメモリモジュール。 車速とバンキングのデータを取るために2DのGPSも取り付けた。

デバイスいろいろ

画像左上のグリーンの箱がM232_KW、その下の液晶ディスプレイの付いた黄色い箱がM163ラムダアンプ、右側の赤い長方形の箱が2Dのメモリモジュール、赤い正方形の箱はGPS、その下の黒いのがGPSのアンテナ。

1本目の走行はスプリントレース用のパワーベストのマップで走行してもらい、現状の燃費を確認。

2本目の走行では、減速時の燃料カットなど燃費を改善する燃料セットに変えて、燃料消費量の変化をデータロガーで確認。

M232_KWは、燃料消費量のデータをCANで吐き出すのでそれをロガーで計測して1ラップごとの燃料消費量や、1ラップ中のどの区間でどれだけ燃料を消費しているかを確認できる。

結果は、ラップライムもほとんど変わらず、また、ストレートのスピードもほとんど落ちることなく、燃費は20%近く改善した。

もて耐では、改めて言うまでもなく燃費管理は非常に重要で、燃費を18~20Km/Lにすることが出来ればピットインを1回減らすことが出来る。これは大きなアドバンテージとなる。

この青木編集長のプラグインECU体験記は9月24日発売のライディングスポーツ誌に掲載されているので興味のある方は是非ご一読を!

蛇足になるが、このコラムのタイトルの”あっ!青木”は青木編集長のツナギの背中のパッチロゴで私はとても気に入っている。青木編集長のツナギ姿を見るチャンスがあれば要チェックです!