Raycraft racing service

2011年4月18日

M232R New Software (モタード編)

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M232Rのソフトウエアがアップデートされました。それに伴い以下の

エンジンにもM232Rは対応することが可能になりました。

Aprilia RXV450/550 SXV450/550   KTM RC8 RC8R

HONDA CRF250/450 & RC45/NR  YAMAHA T-MAX

SUZUKI RMZ250/450

KAWASAKI KXF250/450/NewZX10R

HONDA / SUZUKI / KSAWAKI のモトクロッサーに関してはモトクロス

ユースであればマイクロテックでは専用のプラグアンドプレーのバッテリーレス

対応のECUがあります。(M222-->CRF用、M206-->RMZ/KXF用)

しかしながらモタード用途であればM232Rの方がいろいろな路面に対応が可能

でありセッティングの自由度が大きく広がります。

例えばターマックとグラベルが混在するコースでは全く異なるセッティングが可能

である。トラクションコントロールやA/Fフィードバックに関しても全く異なるターゲ

ットを設定できる。これはあまり知られていない話であるが、オフロードの世界では

海外メーカーに関してはECUの制御内容はワークスECUとキットECUでは大きく

異なることが知られています。このことを考えれば国内に関しても同様ではないだ

ろうか。国内にはモタードに関してはワークスチームはないかもしれないがトップ

クラスになればなるほどECUの能力差が出るはずである。

国内ではまだECUに細かな仕事させることによるアドバンテージを得ようとする動き

がないことは少しもったいない気がする。例えばトラクションコントロールを例にする

と一般的な見方はモタード=テールスライドでありトラクションコントロールは無関係

と考えている個人やチームが多いがトラクションコントロールとはスライドを止める

機能ではなく、スライドを適正値にコントロールするというものである。

このことを考えればモタード競技でもトップカテゴリーチームはもっと新しいことに

チャレンジしてもおもしろいのではないだろうか。今回のソフトウエアアップデートで

Apriliaのモタード車両にも対応したのでぜひ全日本レベルのモタード車両を作っ

てほしい。興味のあるチームはレイクラフトに連絡願います。国産車/輸入車に関

係なくECU/ロガーに関しての協力ができると思います。

2D GPS-Memory Lite2 & Engine Interface Box

 

 

 

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RaycraftではオリジナルECUであるM232Rで便利に使えるデータロガーと

空燃比システムを設定したいと考えていました。その結果

2D GPS-Memory Lite2 と 2D-Interface Box という商品を設定し

ました。これらの商品は2D製品としては今までにない低価格でありながらも今

までのmotoGPクオリティが継承されています。

今回はこれらの製品でどの様なことが出来るかを簡単に説明したいと思います。

1)2D GPS-Memory Lite2のみで使用する場合

この場合、2D GPS-Memory Lite2 はCANロガーなのでマイクロテック、マレリ

モーテック、ネメシス等のCANでデータを出力しているECUおよびCAN出力空燃

比システムなどとの組み合わせが可能です。

マイクロテックのM232RやマレリのSRTE/MARVELは前後車速や前後サスス

トロークのセンサーをECUに直接入力出来てかつそのデータをCANで外部に出

力出来るので2D GPS-Memory Lite2 だけで一般的な計測がこの1台で完結

することが可能です。

また2011年のKAWASAKI ZX10RのキットECUは以下のデータをCANデー

タとして出力しているので汎用ECUと同様に2D GPS-Memory Lite2 を有効

に活用することが出来ます。

–ZX10R Kit ECU CAN 出力チャンネル–

1)エンジン回転数(rpm) 2)スロットル開度(%) 3)水温(℃) 4)吸気温(℃)

5)パワーモードセレクトレベル 6)トラクションコントロールレベル

7)ギアポジション 8)前輪車速 9)後輪車速 10)シフトカットフラグ

11)ピットリミッターフラグ 12)バッテリー電圧 13)ダイアグフラグ

以上のような項目がすべてCANラインでロガーに入力されるので配線は格段に

シンプルになります。ちなみに以上の項目を計測するのに必要な線の数は4本

です(12V,GND,CAN-Hi,CAN-Lo 計4本)

2D GPS-Memory Lite2 (基本ソフトウエア付属)—–¥168,000(税別)

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2)2D GPS-Memory Lite2+Engine Interface Box の組み合わせで使用する場合

Engine Interface Boxとは1チャンネルの空燃比計とデジタル入力2チャンネル

とアナログ入力4chが1パッケージになった商品です。

各チャンネルの出力はすべてCANなので記録は2D GPS-Memory Lite2にCAN

データとして転送します。

したがって2D GPS-Memory Lite2  +  Engine Interface Box との組み合わ

により以下のような計測が可能となります。

1)ECUからのCANデータロギング(マイクロテック/マレリ/2011ZX10RKitなど)

2)Engine Interface Boxからの1空燃比/4アナログ/2デジタル入力のロギング

Engine Interface Box の具体的な使い方としては

空燃比チャンネル—-1系統

デジタルチャンネル—2チャンネル

RPM(タコメーター信号より)、フロント車速、リア車速、より2チャンネル選択

アナログチャンネル—4チャンネル

ストロークセンサー、スロットルセンサ、ブレーキ圧センサ、水温、油温、吸気温など

Engine Interface Box(ラムダセンサ別売り)———¥128,000(税別)

ラムダセンサ————–¥25,000(税別

これらのシステムの組み合わせであれば、エンジンデータ、サスデータ、GPSに

よる車体動態データが計測可能となります。またこのGPSによる車体動態データ

には車体の前後Gや車体のバンクアングルが含まれています。このバンクアング

ルは最大最小値といったポイント的な値ではなく連続的なデータなので車体の倒

しこみのタイミングやスピードが明確に把握できます。また各ラップの重ね合わせ

もワンクリックで行うことが出来るのですばやくラップ比較することも可能です。

またGPSによるスピードはバンクアングル等で表示スピードが変わることがない

ためコーナリング中の正しいスピードを得ることが可能となります。