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ネコラム2020年12月2日

BlipBox!? あなた誰?

初めまして。私BlipBox(ブリップボックス)と申します。

コロナ禍の中DHLさまのおかげではるばるUKからジャパンにやってまいりました。

BlipBox?  あなた誰?成田の通関でも尋ねられました。(笑)

ちょっと自己紹介させて頂きます。

「ブリッピング」というワードを耳にされたことのある方もいらっしゃるかもしれませんし、初耳とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうね~。

ブリップとはクラッチを切らずにシフトダウンすることを指します。

クラッチを切らずにシフトアップできるシフターとちょっと似ていますが実は違います。

私、BlipBoxはシフトダウンの時にスロットルを煽る作業をライダーに替わってやらせて頂いてます。

ですから、どの車両でも出来るわけではなく、最低限DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)のバイクでないとお仕事させて頂けません。

現在、私がブリップ出来るバイクは下記のモデルです。

 

  • Ducati 899 / 1199
  • Ducati 959
  • Ducati Superleggera
  • Yamaha R1 / R1M – 2015
  • Yamaha R6 – 2017
  • Yamaha MT-10
  • Kawasaki ZX10 – 2016

 

今や、もとからシフターもブリッパーも標準で付いているバイクも増えてきていますが、DBWだけどブリッパーは付いていないバイクたちも結構います。そんなバイクでぜひお仕事させて頂ければと思って来日しました。

私はまだ日本語は不自由ですが、レイクラフトさんが日本語のマニュアルを作ってくれたし、私自身取付はとっても簡単!

セットアップの手間もほとんど掛からずにナイスなブリップフィーリングが得られるとお褒めの言葉も頂いてます。

うれし~、日本に来た甲斐がありました~。

私が初めてお仕事させて頂いたのは、杜の都仙台のフクダテクニカさんのDucati 1199でした。

取付後すぐにシャシーローラーに載せて、シフトアップ⇒シフトダウンをするとあっという間にセットアップ完了です。

動画がありますのでぜひご覧ください。

早く仲間をたくさん呼んできたいです。

ご興味のある方はレイクラフトさんに問い合わせてみてくださいね。

お問い合わせはこちらへ

 

 

ネコラム

YZF-R1 + MecTronik MKE7 もてぎは今日も快晴です。

コロナ禍で振り回された2020年も気づいたら早いものでもう師走。

その師走を目前にした11月30日(月)にYZF-R1にMecTronik製ECUのMKE7を搭載した一台のマシンが快晴のもてぎの空の下シェイクダウンを迎えました。

 

その車両とは、宮城県名取市にワークショップを構える”トライブファクトリー”さんのヤマハYZF-R1です。

 

各所にこだわりの部品が装着され、ダッシュステーもデザインと機能を兼ね備えたショップ自作のワンオフ、そしてなによりきれいに整備が行き届いた車両には感心するばかり。ショップ様の車両に対する愛情がひしひしと伝わってきます。

このような車両に電装系を導入して頂けるのは本当にレイクラフト冥利に尽きます。

そして、その車両のシェイクダウンを担うのはレイクラフトが年間契約で試乗テストをお願いしている、全日本ロードレースライダーの秋吉耕佑選手。

 

燃調はもとより、シフターのフィーリング、トラクションコントロール、エンブレコントロール、ローンチコントロール等の制御項目もわずか2本のスポーツ走行ですべて確認、無事に完検を終了しました。

今日のコラムはここまで。ここまでのプロセス秘話とこの後の詳しいお楽しみはまた別の機会にアップさせて頂きます。

おたのしみに~!

 

ネコラム2020年7月4日

GSX-R1000 + MecTronik MKE7 奇跡の1日に最良のセッティング。《走行テスト編その2》

お題が長くなりすぎて申し訳ございません。再び登場のネコラムです。

初めからワカルちゃん登場という無理矢理な展開。

 

さて翌朝、準備万端でAP(オートポリス)へGO!となりましたが、阿蘇の外輪山はすでに雨と薄めの霧でかなり怪しい雰囲気。ゲート前に付いたら案の定、霧、霧、そして霧!

雨なら走れるけれど霧はダメです。どうしようか悩んでいると地元の二人(荒瀬氏、秋吉氏)が究極の決断。

「よし!SPA直へ行こう。」

躊躇なく、いやちょっとギャンブルではあったかもしれませんが大分のSPA直入へ行き先変更。

梅雨の時期にゲリラ的に九州でのテストを計画したレイクラフトのテスト部隊もこの機を逃すわけにはいきません。

到着すると、SPA直入も小雨で路面はウェット。

 

とりあえず車両を降ろしピットを設営します。

すると、徐々に天気は回復し、午後には完全ドライの路面でテスト走行できるようになりました。

まさに奇跡です!

とりあえずコースを確認。ライダーは秋吉耕佑選手。

ストレートスピードも申し分ありません。

 

今日の本題はTC(トラクションコントロール)のセッティングなので、走行時間をフルに活用して、TCのターゲットの設定、介入の度合いなどをライダーのコメントを聞き、データで確認しながら細かくセットアップしてゆきます。

夕方4時の最終走行枠までフルに活用して、最適なTCやエンジンブレーキのベースセットアップが完成しました。

見事に天候が回復した青空のもと、GSX-R1000の快調なエンジンサウンドが! あっ、ちょっと風の音がうるさくてTCの音がわかりづらいかも~(撮影の腕を嘆くわたくし)

でも、奇跡の1日で最良のセッティングが出来ました。

 

 

これで終わらないところが、レイクラフトのネコラムです。

次回はTCのセッティングに付いてテクニカルな面からのアプローチでコラムを予定しております。

あと何回寝たらアップできるでしょうか。どうぞお楽しみに~。

ネコラム

GSX-R1000 + MecTronik MKE7 奇跡の1日に最良のセッティング。《走行テスト編》

前回、このお題のコラムの展開をどうしようか寝ながら考えますと申し上げてから、相当な日数寝てしまいました。ねぼすけなネコラムです。

寝ながら考えた今回の展開はいきなり《走行テスト編》に行ってみたいと思います!

週間予報でも直前でも「雨」の天気予報しか出ていなかった九州に、ほぼゲリラ的に上陸したレイクラフトのテスト部隊2名はまず、GSX-R1000 L7オーナーの荒瀬様のガレージにお伺いし、ダッシュメーターの取付とロガーの計測項目の設定を行いました。

あれっ?ダッシュの取付って、もうMoTeCのダッシュが取り付けてあったんじゃなかったの?と思われたあなた!コラムの読み込みが深いですね~。さすがです。ボーナスポイントを差し上げます。

そうなのです。当初MoTeCのダッシュメーターを着けていたのですが、ECU側から出力されるチャンネルの一部のCAN_IDが変更され、たまたまこのIDがMoTeC側が占有するCAN_IDとバッティングしてしまっていて表示したい項目がMoTeCのダッシュでは表示出来なくなってしまいました。

 

 

ここで、登場するのが以前にこちらのコラムでもご紹介したStarlane(スターレーン)製のデジタル・カラーディスプレイ「ダヴィンチII-S」です。

この「ダヴィンチII-S」についてのコラムは

⇓こちらをご覧ください。

奇跡の748SP <再会編>

奇跡の748SP <バージョンアップ編>

 

Starlaneの「ダヴィンチII-S」は車両別のアダプターハーネスが各種別売りで準備されていますが、この車両はECUをMecTronik MKE7に替えているので、車種別アダプターハーネスではなく、何と今回は今年新発売された「汎用CANアダプターハーネス」を使って取り付けます。

このハーネスなら車種を問わずCANの出力があれば「ダヴィンチII-S」に情報を取り込むことが出来ます。あ~、CANってホントに便利ですよね~。(やばい!またワカルちゃんが登場しそうな気配・・・(笑))

 

事前に荒瀬様の方でメーターステーの制作や取付をしておいて頂き、レイクラフト・テスト部隊が到着したときにはセットアップを待つばかりの状態になっていました!

そして、セットアップ後の「ダヴィンチII-S」の画像がこちらです。

 

 

画面のバックグラウンド色の切り替えや、保存されたラップタイムのリコール、セクションタイムの表示、サーキットマップの保存など様々な機能がボタン操作で簡単に行うことが出来ます。

バックグラウンド色は実際の走行時にはホワイトのほうが視認性が良いとのライダーコメントでした。

これで走行前の準備は万端です。あとはお天気次第。果たしてこの後の展開は?

ネコラムまだまだ引っ張ります。お伝えしたいことがありすぎて・・・

走行テスト編の実走の詳細はその2へと続きます。

 

 

ネコラム2020年6月27日

GSX-R1000 + MecTronik MKE7 奇跡の1日に最良のセッティング。《前置き編》

ご無沙汰しておりました。ネコラムです。新型コロナウィルスの感染拡大を予防するための活動自粛は私たち二輪業界も例外ではなく、この数カ月レースイベントの中止や延期はもとより、サーキットでのスポーツ走行なども控える日々が続いておりました。

 

以前、Newsページでご紹介した全日本ロードレースに今シーズンから新設されたST1000クラスに向けて開発しMFJの公認を受けたECU2機種もその活躍を待機せざるを得ない状況となっておりました。

 

しかし、この自粛の期間はある意味レイクラフトにとっては「ピンチはチャンス」の恵みの時間でもありました。レース開幕が延期されたこの時間に、ECUのベースセッティングの熟成や対応車種展開の拡充などじっくり時間をかけて行う開発作業を進めることが出来たからです。

 

そして、緊急事態宣言も解除され行動自粛も徐々に緩和されつつある中でステイホーム中に蓄積していたテストプランやセッティングをついに外に出て試す時が来ました!

 

前置きが長くなりましたが(ネコラムではよくあることなのでお許しを・・・)今回のコラムは、昨年8月のコラムでご紹介したGSX-R1000+MecTronik MKE7のプロジェクト第2段!「トラクションコントロールの熟成」のお話です。以前のこのコラムはこちらからどうぞ。⇒GSX-R1000 + MecTronik MKE7 シェイクダウン完了!

 

トラクションコントロールってどうやって熟成するの?トラクションコントロールってセッティングで変わるの?そもそもトラクションコントロールって何をセッティングするの?疑問は尽きないと思います。

「そぉですよねぇ~、わかります~」(夜廻り猫のワカルちゃん風に言ってみました。)

だって普通トラクションコントロールはレベルスイッチを上げ下げするか、モードを切り替えるかだけで、その中身を調整するなんて考えたこともないですよね。「そぉですよねぇ~、わかります~」(くどい!(笑))。

 

と、ここでネコラムはどうしようか迷っています。プロジェクトの話に持っていくのか、それともトラコンのセッティングの話を掘り下げるのか?今回はお堅い導入のネコラムでしたがワカルちゃんの登場で一気にゆる~い感じになってしまっています。マズイ!というわけで、夜も更けてきたので今日のところはこれでインオペとさせて頂き、この後のコラムの展開を寝ながら考えたいと思います。(コラムというより日記になってしまいました。)次のコラムをお楽しみに~。