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ネコラム2010年5月1日

M191とMVアグスタF4

M191

マイクロテック社には、特定の車種に対応したプラグインECUが各種あるが、今日はMVアグスタF4対応のプラグインECUであるM191をご紹介したいと思う。

M191は、F4に搭載されている純正のECU(マグネッティ・マレリ製)と形はほとんど一緒で、青のアルマイト仕上げになっている。(私たちは通称”青箱”と呼んでいる)

M191を搭載したところ

赤いブラスチックロックの付いたカプラは純正のままで使用、その間の小さなコネクタはECUとの通信や他のデバイス、例えばラムダアンプ、ダッシュメーターなどとの接続のための配線となっている。

2D BigDash    マイクロテック ソフトウェアの画面

M191はPCとの通信はシリアル通信だが、ラムダアンプ等のCANデバイスとはCAN通信が可能だ。この車両ではダッシュメーターに2D製のBigDashを搭載し、CAN経由で、車速、エンジン回転数、スロットル開度、水温、吸気温、バッテリー電圧などECUからのデータをダッシュに表示している。

MVアグスタF4

こちらの車両は、ECUの取付からセットアップ、シャシーダイナモでの作動確認まで入れてほぼ1日で作業は完了した。プラグインECUの威力だ。 ちなみに、ロガーでデータをチェックしながら燃料を合わせた結果、馬力はECUを変える前に比べて約5馬力アップとなった。

参考までに、この”青箱”に対し、”赤箱”というものが存在するらしい。これは、MVアグスタのキットパーツとして欧州で販売されているもので、この赤箱もマイクロテック社が生産を委託されている。

赤箱がどの様なユーザーを対象に供給されているかは定かではないが、青箱とは一部のロジックやストラトジが異なり、レースユースに特化した物であることは確かだ。

その一方で、この青箱に設定されているベースマップはMVアグスタ社から供給されており、マイクロテック社とMVアグスタ社の信頼関係の深さがうかがい知れるし、また、それがレース文化に根ざしたヨーロッパの粋なスピリットでもあるのかもしれない。