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Raycraft racing service

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Column

2010年11月11日

New ECU

 

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2010年のレースシーズンも終わり、ちょっとだけ気分的に余裕が出来たのでこのシーズンオフにリリースする新しいレース用ECUについて紹介したいと思います。

このレース用ECUは1/2/4気筒に対応しています。このECUは2気筒エンジンをデュアルインジェクタ仕様で点火/燃料噴射共にシーケンシャルコントロールする

モデルがベースとなっております。このECUの最大の特徴は以下に説明する「実際のレースで本当に必要な機能」が織り込まれている点にあります。

では「実際のレースで本当に必要な機能」とは何でしょうか?いろいろな考え方はありますがRaycraftでは以下の様に考えます。

耐久レースでの必須機能

1)燃料消費量がインジェクタONタイムからリアルタイムで計算可能であり計算結果をリアルタイムでCAN出力/デジタル出力できること —–燃費管理

2)燃料カットの作動条件を気筒ごとに設定できること —-低燃費化

3)燃料・点火マップ(ベース、気筒補正、ギア補正、加減速補正)が詳細に設定できること(オープンループでの適正化) —-走行性能の安定化

3)エンジン始動性を各車両に合わせて最適化できること —-スタート時の安全性

スプリントレースでの必須機能

1)スロットル開度20%以降の燃料調整はA/Fフィードバック機能を活用できること —-セッティングに要す時間の短縮化

2)コースに合わせたエンジンブレーキのセッティングがギアごと詳細に設定できること —- 減速性能の向上

3)シフトチェンジ時のホイルスピンを最小限にするシフトター制御 —- 加速性能の向上

4)本質的なタイムアップに寄与するトルクリダクション制御 —- 実質的に有効なトラクションコントロール

耐久レース・スプリントレース共通の必須機能

1)CANによる各データの出力 —- メーターおよびデータロガー用

2)セッティングファイルの高速データ転送(PC< –>ECU CAN接続またはTCP-IP接続)—- セッション中のセット変更時の所要時間短縮

3)セッティング操作の容易性 —- セッション中のセット変更時の所要時間短縮/誤セッティングファイルの転送防止

以上の機能を現在世の中に出回っている汎用ECUでクリアしているものは非常に少ない。私が今まで経験したECUの中でもセッティング操作の容易性を除けばマ

グネッティマレリのMarvel4がこれらの要件を満たすためのセッティング自由度を一番持っているように感じた。ただこのMarvel4は非常に高価であり各ストラトジィの

設定項目も非常に多く一般的な汎用ECUとは全く異なるレース用ECUである。しかしながらハードウエアの耐久性やソフトウエアの自由度を考えた場合、値段以上の

性能を発揮することも事実である。とは言っても金銭的な負担を考えた場合に多くのチームがMarvel4を採用出来ないのも事実である。

そこでRaycraftはレースに必要な機能を持ったもっと手軽に使えるレース用ECUを作ろうと考えました。そしてその構想はマイクロテックM232Rというレイクラフトオリ

ジナルのECUになりました。詳細な仕様とソフトウエアの説明は次回に!!

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